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生殖バイオロジー東京シンポジウムWEB開催 ―はじめにー
2020年9月13日から、生殖バイオロジー東京シンポジウムを当院が主催させていただきました。
この学会は生殖医療の分野において我が国の先駆者であられる鈴木秋悦先生が創設され、今回で19回目を迎えます。
今大会のテーマは、 「ART2020-更なる高みを目指してー」 と題しました。
本来であればオリンピックイヤーとなるはずだった、2020年。
今年の夏は世界中のトップアスリートたちが日本に集まり、日々の練習の成果を発揮して最高のパフォーマンスで多くの人々に夢を与えてくれる姿にあやかり、我々生殖医療に従事する者も、学会での学びを通して不妊症で悩まれている多くの方々に幸せをお届けすることが出来ますよう、生殖医療の分野で更なる高みを目指したいとの思いでした。
この学会には、生殖医療の分野に携わる研究者、臨床医、胚培養士を初め多くの方々が毎年参加されており、例年は都内のホテルで開催されているのですが、今回はコロナ禍での感染リスクを避けるため、初のWEB開催となりました。
今最も注目を集めている内容(PGTーA、アンチエイジング、着床と子宮内環境について、カレントトピックスなど)を全国でトップクラスの先生にご講演いただきました。いずれの演台も非常に素晴らしくまた、興味深い内容であり基礎から臨床まで不妊治療をされている多くの患者さんに役立つものでした。
次回以降ご講演の内容について一般のカヤにも理解し易く臨床的な演題をピックアップして、いくつかお伝えしたいと思います。
監修医師紹介

河村 寿宏 医師・医学博士
田園都市レディースクリニック 理事長 / あざみ野本院 院長
東京医科歯科大学医学部臨床教授
「不妊に悩む患者さんの望みを叶えてあげたい」という思いをもとに、不妊治療のスペシャリストとして、高度生殖医療の分野で長年尽力。田園都市レディースクリニックでは、患者さま一人ひとりに寄り添いながら、高度な技術と豊富な経験に基づいた不妊治療を提供しています。
※本記事の監修に関して、学術的部分のみの監修となります。河村医師が特定の治療法や商品を推奨しているわけではありません。