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2020.01.10 info

日本産科婦人科学会による、着床前診断(着床前胚染色体異数性検査=PGT-A)研究分担施設承認のお知らせ

当院(あざみ野本院)は、令和元年12月27日に日本産科婦人科学会より
「反復体外受精・胚移植(ART)不成功例、習慣流産例(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する多施設共同研究」の研究分担施設として承認されました。
PGT-Aは着床前診断の一つで、体外受精(顕微授精)によって得られた受精卵(今回は胚盤胞)の一部を取り出して染色体数を調べ、数の異常がない受精卵を子宮に戻す(胚移植)ことで、流産を減らし、胚移植あたりの妊娠率や出産率を高めることを目的としています。
この検査は、受精卵の染色体検査ですので、十分な遺伝カウンセリングや倫理的配慮を必要とし、慎重な対応が必要となります。

ご希望される方は、まずは担当医に直接ご相談ください。

当院で行われる着床前診断(PGT-A)は、日本産科婦人科学会の研究計画書に従って実施されます。
また、本研究を実施する医療機関においてPGT-Aを実施せずに通常のART治療を受けた方のうち、PGT-A実施症例とほぼ同じ背景を有する方々の治療成績を比較対照成績として用いるため、治療成績が本臨床研究におけるデータとして用いられる可能性がありますので、ご了承ください。(個人を特定できるデータは含みません)
詳細についてはこちらをご参照ください。