妊活ドック、プレコンセプションケア Ninkatsu Dock

対象となる方 Who It's For

これから妊娠を考えている方、妊娠できるからだかどうか知りたい方、不安な方は、男女ともに、比較的簡単な検査で妊娠可能な状態かどうかを知ることが出来ます。
生理痛が強い、月経不順、過去に婦人科関係系の手術歴がある、など、妊娠できるか不安な方だけでなく、特に症状が無い方でも、ご自身のからだを知ることは大切です。
また、妊娠しにくいカップルの、原因の半分は男性側にあるため、カップルの方はお二人で検査しておくことをお勧めしています。
ブライダルチェックやレディースドックなどと紹介されていることもあります。

プレコンセプションケアとは About

プレ
~の前の
コンセプション
受胎(新しい命をさずかる)

プレコンセプションケア(プレコン)とは、男女が、性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、将来のライフプランも考えながら、健康管理を行うよう促すことをさします。
健康な生活を送るための生活習慣としては、適正体重を守る、栄養バランスを整える、適度に運動する、禁煙する・受動喫煙を避ける、アルコールは控えめにする、ストレスをため込まない、などが基本的なものです。
妊娠に関しては、上記の生活習慣を実践するとともに、適切な検査を受けることで、将来に備えることが出来ます。
当院の妊活ドックでは、プレコンセプションケアの中の、特に妊娠する前に知っておきたい種々の検査を男女ともに受けていただけるようご用意しております。
受診の際には、最近受けた健康診断や人間ドックの結果や、母子手帳、ワクチン手帳があればご持参ください。費用面にも配慮し検査について重複しないようにいたします。

検査の種類

個別に検査することも出来ますが、セットで検査されると割安です。
( )内はすべて税込価格となります。

検査 Aセット Bセット Cセット 個別費用
セット費用 8,900円
(9,790円)
29,500円
(32,450円)
39,500円
(43,450円)
経腟超音波 2,000円
(2,200円)
AMH(抗ミュラー管ホルモン) 6,000円
(6,600円)
風疹抗体 1,500円
(1,650円)
クラミジア抗体 3,000円
(3,300円)
甲状腺ホルモン
(FT4,TSH)
3,500円
(3,850円)
ビタミンD 2,600円
(2,860円)
尿検査(蛋白、糖) 500円
(550円)
一般的な健康診断
(フェリチン含む)
3,300円
(3,630円)
子宮頸がん検診 3,500円
(3,850円)
感染症
(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ)
7,500円
(8,250円)
ホモシステイン 3,500円
(3,850円)
脳下垂体性ホルモン
(LH,FSH,PRL)
各2,000円
(2,200円)
卵巣ホルモン
(E2)
3,000円
(3,300円)

その他の検査

検査名 費用
マイコプラズマ、ウレアプラズマ 6,000円
(6,600円)
淋病 3,000円
(3,300円)
HPV(中高リスク) 6,000円
(6,600円)
卵管通水検査 10,000円
(11,000円)
子宮鏡検査 8,250円
(9,075円)
子宮卵管造影検査 24,000円
(26,400円)
検査 Aセット Bセット Cセット 個別費用
セット費用 5,600円
(6,160円)
14,900円
(16,390円)
36,000円
(39,600円)
一般精液検査 3,000円
(3,300円)
亜鉛 1,700円
(1,870円)
風疹抗体 1,500円
(1,650円)
感染症
(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ)
7,500円
(8,250円)
クラミジアPCR 3,000円
(3,300円)
男性ホルモン
(テストステロン、LH,FSH、PRL)
8,600円
(9,460円)
精子DNA断片化率(DFI検査)*1 15,000円
(16,500円)

その他の検査

検査名 費用
TAC検査*2 8,000円
(8,800円)
精巣超音波検査 3,000円
(3,300円)
淋病 3,000円
(3,300円)

*1と*2を同時に実施するとセット料金22,000円(24,200円)になります

検査内容

女性側 検査内容

検査 内容
超音波検査 子宮筋腫等や卵巣のう腫等、子宮や卵巣の異常の有無を調べます。
AMH 卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを推測する検査です。
風疹抗体 風疹に対する抗体が無い、または、抗体価が低いと、妊娠初期に風疹に感染した場合、児に先天異常が出る確率が高いため、風疹抗体検査を実施し、その結果によっては、風疹ワクチンの接種をお勧めします。
クラミジア抗体検査 卵管性不妊症の原因になりやすい性感染症の有無を調べます。
甲状腺ホルモン検査
(FT4,TSH)
甲状腺機能低下、亢進はいずれの場合も不妊につながり、流産のリスクが上昇します。
ビタミンD 日本人女性の多くがビタミンD不足であることが分かっています。ビタミンDの不足は不妊と関連することが知られています。
フェリチン 月経血で鉄が毎月失われ、一方で鉄の摂取量が少ないと鉄欠乏性貧血となります。鉄不足による、いわゆる「隠れ貧血」が無いかわかります。
一般的な健康診断検査 健康な状態で妊娠できるように、貧血や糖尿病の有無、肝機能、腎機能、栄養状態などの、一般的な健康状態を調べます。
子宮頸がん検査 子宮頚部のがん細胞の有無や前がん状態が無いかを調べます。
感染症
(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ)
母子感染のリスクがある感染症の有無を調べます。性交渉によっても感染することがあります。陽性の場合、治療可能なものは、治療を行います。
ホモシステイン 葉酸が不足すると、悪玉アミノ酸と呼ばれるホモシステインが増加します。ホモシステインの増加は不妊や胎児発育、妊娠中の合併症にも影響します。
脳下垂体性ホルモン検査
(LH,FSH,PRL)
脳下垂体から分泌されるホルモン値やバランスを調べます。
卵巣ホルモン検査
(E2)
卵巣から分泌される女性ホルモン値を調べます。
マイコプラズマ、ウレアプラズマ 不妊の原因になったり、感染したまま妊娠すると、早産や流産のリスクが高くなります。
淋病 性感染症の一つです。放置すると炎症を起こし不妊の原因になることがあります。
HPV検査(中高リスク) 子宮頸がんの原因の多くを占めているパピローマウイルスを調べます。

男性側 検査内容

検査 内容
一般精液検査 精液量、精子濃度、運動率、正常形態率を調べます。
亜鉛 亜鉛が不足すると精液所見が悪化し不妊の原因になることがあります。
風疹抗体 風疹に対する抗体が無い、または、抗体価が低いと、妊娠初期に風疹に感染した場合、児に先天異常が出る確率が高いため、風疹抗体検査を実施し、その結果によっては、風疹ワクチンの接種をお勧めします(接種後2か月間避妊が必要)。
感染症
(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ)
母子感染のリスクがある感染症の有無を調べます。性交渉によっても感染することがあります。陽性の場合、治療可能なものは、治療を行います。
クラミジアPCR クラミジア感染は男女ともに不妊の原因になることがあります。クラミジアPCR検査で病原体の有無を調べます。
男性ホルモン 精巣や脳下垂体から分泌されるホルモン値を調べます。
精子DNA断片化率
(DFI検査)
精子のDNAが断片化していないか調べます。数値が高いと妊娠しにくくなる可能性があります。
TAC検査 精液中の酸化ストレスを調べます。酸化ストレスが高いと精子に影響し妊娠しにくくなる可能性があります。
精巣超音波 陰嚢に超音波プローブを当て、精索静脈瘤や形態の異常がないか調べます。
淋病 性感染症の一つです。放置すると炎症を起こし不妊の原因になることがあります。

自費診療と保険診療

妊活ドックでの検査は病気の方を対象とした検査ではないため、健康保険は適用となりません。一般的な健康診断と同様に、自費での検査となります。
一方で、1年以上通常の性交渉があるにもかかわらず、妊娠が成立していない場合等は、「不妊症」として保険で検査、治療が可能ですので、念のため健康保険証をご持参ください。
ただし、保険で出来る検査項目は限定されており、自費の検査と同時に検査することは「混合診療」に該当するため、我が国では禁止されておりますのでご了承ください。
自治体により、検査費用の一部を助成している場合があります。詳しくはお住まいの自治体のHP等をご参照ください。