体外受精

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体外受精の歴史

体外受精胚移植は従来の不妊治療では妊娠できなかったご夫婦に対する画期的治療法として1978年にイギリスで成功し、世界で最初の体外受精児として生まれたルイーズ・ブラウンさんは、2018年に40歳を迎えられました。
1983年には凍結胚により妊娠、翌年分娩に成功し、1992年には顕微授精により、1993年には無精子症の方に対する、精巣内精子を使用した顕微授精での妊娠・出産に成功しております。

体外受精の成功にいたるまでには、哺乳動物やヒトにおいて、数十年におよぶ研究がなされ、生殖生理学、内分泌学、遺伝学、あるいは手術手技などの基礎的・実技的な知見の蓄積が必要でした。
その後40年が経過し種々の改良がなされ妊娠成績も向上し現在では不妊治療において欠かせない治療法となってきています。
日本でも1983年に最初の成功例が報告されて以来、現在までに推計53万人以上の生殖補助医療(体外受精胚移植や顕微授精、凍結胚移植)による新生児が誕生しています。日本産科婦人科学会の報告によると、2016年には日本で生殖補助医療により、5万4千人以上の新生児が生まれています。2016年に日本で生まれた新生児のうち、約18人に1人は体外受精等の生殖補助医療により妊娠、出産したことになります。

体外受精胚移植は妊娠することだけが目的の治療ではなく、妊娠、分娩において安全性をはかりながら実施されており、そのために日本産科婦人科学会でも単胎妊娠を推進し、また出産した児の長期健康状態のフォローアップについても現在、各国でデータの集積がなされています。